Friday, March 20, 2020 10:23 AM

米車、航空産業に大打撃 移動制限、物流にも障害

 【ニューヨーク共同】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、米国の自動車、航空機の産業は大打撃を受けている。ゼネラル・モーターズ(GM)など大手3社に加え、日系メーカーも軒並み工場の稼働停止を決めた。米メディアによると、経営危機が続くボーイングは工場従業員の一時解雇を検討しているという。

 トランプ政権は日本を含む全世界の渡航警戒レベルを最高位に引き上げ、米国民に全ての渡航中止を勧告。人の移動に加え、工場生産の停滞で物流にも障害が出れば、米経済への影響は計り知れない。

 GMとフォード・モーター、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は全米自動車労働組合(UAW)の要請を受け30日までの工場停止を決めた。