Monday, March 23, 2020 10:22 AM

米国産LNGが到着 大阪ガス、調達多様化

 大阪ガスは23日、テキサス州フリーポートの施設で加工した液化天然ガス(LNG)を積んだタンカーが大阪府南部のガス製造所に入港したと明らかにした。大阪ガスが米国産LNGを国内向けに調達したのは初めて。調達先を多様化して安定的な供給につなげる。

 米国は近年シェールガスを産出し、日本にとってオーストラリアや中東に続く有望なLNG輸入先として期待されている。東京ガスや関西電力も既に米国から調達している。

 大阪ガスのフリーポートの事業は昨年12月に商業運転が始まった。今月22日にLNGを積んだタンカーが初めて泉北製造所第2工場(大阪府高石市)に到着した。今後は毎年約232万トンを調達し、国内の家庭や工場向けに供給する。アジアや欧州にも転売する。(共同)