Wednesday, March 25, 2020 10:12 AM

東京パラも延期で合意 IPC会長「断然正しい」

 【ジュネーブ共同】国際パラリンピック委員会(IPC)は24日、新型コロナウイルスの感染拡大により、東京パラリンピックを1年程度延期することに合意した。五輪後の8月25日に開幕予定だった大会には、過去最多だった2012年ロンドン大会の164を上回る国・地域の参加が見込まれていた。

 国際オリンピック委員会(IOC)と歩調を合わせてきたIPCのパーソンズ会長は、延期の判断を「断然正しい。このパンデミック(世界的大流行)の中でスポーツイベント開催は不可能だ」と評価する声明を発表。「今最も大事なのはスポーツではなく、人命を守ることだ。この決断で、選手を含めパラリンピック運動に携わる全員が自身の健康維持に集中できる」とした。