Wednesday, March 25, 2020 10:14 AM

米、新たな震源地の恐れ WHO、感染者急増で

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)報道官は24日の記者会見で、新型コロナウイルス感染者の米国での急増を受け「米国が世界的大流行の新たな震源地となる恐れが出てきた」と述べた。ロイター通信が伝えた。

 報道官は、過去24時間に欧州と米国で新たな感染者の確認が相次いでいるとし「震源地になったとまでは言えないが、その可能性はある」と指摘した。米メディアによると、24日夜(東部時間)時点で、米国内の感染者は5万3478人。714人が死亡した。

 一方、国別で死者数が最多となったイタリアでは、新たな死者数は減少傾向にあり、報道官は「わずかながら、希望が見えてきた」とし、今後の経過を見守りたいと語った。