Friday, March 27, 2020 10:23 AM

本来開幕「前例がない日」 コミッショナーが談話

 【ニューヨーク共同】大リーグは26日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期前に予定されていた開幕日を迎えた。キャンプは中断し、開幕が最短でも5月中旬の見通しという異常事態に、大リーグ機構のマンフレッド・コミッショナーは「長い歴史の中でも他に前例がない日となった」などとファンに向けた談話を発表した。

 大リーグはナショナルパスタイム(国民的娯楽)といわれ、第2次世界大戦中もワールドシリーズを開催するなど国民の生活に深く根付いている。同コミッショナーは「歴史を振り返ると、野球は困難を乗り越えるのに一役買ってきた。安全な状態でフィールドに戻り、プレーボールの言葉を聞く瞬間を楽しみに待っている」とした。

 日本選手の現状は、一昨年の右肘手術から投打の「二刀流」での復活を目指すエンゼルスの大谷が本拠地アナハイムで調整に努める。ツインズの前田、レッズの秋山はロサンゼルスでともに練習。レイズの筒香、ブルージェイズの山口は日本への一時帰国を決めた。