Friday, March 27, 2020 10:24 AM

確定出場枠を原則維持 IOC、電話会議で説明

 【ジュネーブ共同】来年への延期が決まった東京五輪の出場枠について、国際オリンピック委員会(IOC)が既に確定した枠を原則的に新日程での五輪まで維持する方針であることが27日、関係者の話で分かった。IOCによると、3月中旬時点で約1万1000人の出場枠のうち57%が決定済み。

 IOCは26日に国際競技連盟(IF)やIOC委員、27日には各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)と電話会議を行って方針を説明した。日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は、IOCは「(各NOCの)競技団体の代表選考に口は挟まないと思う」との認識を示した。

 出場枠を巡っては、新型コロナウイルス感染拡大の影響で各競技の五輪予選が相次いで中止や延期となったため、各IFは予選方式の再考を迫られている。JOCによると、27日の電話会議でも質問が集中したという。