Friday, March 27, 2020 10:28 AM

次期戦闘機はステルスに 防衛相「米英と開発検討」

 河野太郎防衛相は27日の記者会見で、航空自衛隊のF2戦闘機の後継となる次期戦闘機に求める性能として、レーダーに探知されにくい高いステルス性能や、ミサイルの搭載数の多さなどを挙げた。日本主導を前提に「共同開発(の相手国)として英国、米国を検討している。今年末までにパートナーをしっかり絞り込む」とも述べた。

 防衛装備庁によると、要求性能として(1)必要な改修を随時行える改修の自由度の確保(2)陸上や海上の装備品とも情報共有が可能なネットワーク能力(3)米国との相互運用性ーも求めている。

 政府は、2035年から退役が見込まれるF2の後継機の初期設計費として111億円を20年度予算に計上。開発体制を強化するため、4月から次期戦闘機を担当する装備開発官ポストを防衛装備庁に新設する。(共同)