Monday, April 13, 2020 10:37 AM

コロナ対策、遅れ認める 米高官「救えた命あった」

 【ワシントン共同】米政権の新型コロナウイルス対策チームのファウチ国立アレルギー感染症研究所長は12日、感染拡大防止策として外出自粛などの措置を2月中旬にまとめて政権内で提言したが、「多くの抵抗」に遭って3月中旬まで導入が遅れたことを明らかにした。「もっと早く始めていれば、救えた命があった」とも述べた。CNNテレビで語った。

 ニューヨーク・タイムズ紙が11日、専門家が2月の第3週に提言をまとめたが、トランプ大統領が経済的な影響を気にして「リスクを受け入れるのが遅くなった」と伝えた内容を認めた。

 これに対し、トランプ氏は12日、ツイッターで「フェイクニュースは『初期の警告を無視した』というが(1月末に)中国からの渡航禁止を導入したときになぜ私を批判したのだ」と主張し、初期対応に問題なかったとの認識を強調した。