Friday, April 17, 2020 9:33 AM

フォード、医療品の製造開始〜マスク、エアバッグ素材の防護服

 フォードは、防護服、人工呼吸器、フェイスマスクの製造に着手した。感染検査に使う検体採取キットの増産にも取り組んでいる。

 オートモーティブ・ニュースによると、ミシガン州スターリングハイツの変速機工場ではフェイスマスクの製造、フラットロックのマスタング製造工場近くでは人工呼吸器の組み立てを開始した。

 フォードはエアバッグ・メーカーのジョイソン・セーフティ・システムズ(Joyson Safety Systems、ミシガン州オーバーンヒルズ)と協力し、エアバッグ素材で再利用できる医療用防護服を製造している。さらに、サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック(Thermo Fisher Scientific、マサチューセッツ州)の検体収集キット増産も支援している。ジョイソンは、20日から週10万着の防護服の生産を開始する。7月4日の独立記念日までに計130万着を生産する予定。

 フェイスマスクは、世界中のフォード施設向けに生産される。自動車生産再開後、工場労働者はこのマスクを着用する。同時に、マスクの医療用生産の認証取得も目指している。

 同社は、ミシガン州プリマスで数週間前からフェイスシールドを製造しており、13日現在で300万枚以上を生産した。