Monday, April 20, 2020 10:24 AM
台湾、海外に先駆け開幕 「ファンに元気、勇気を」
新型コロナウイルスの感染拡大で世界中のスポーツイベントが延期や中止に追い込まれる中、台湾プロ野球(CPBL)が日本や大リーグなど海外のリーグに先駆けて公式戦をスタートさせた。無観客とはいえ、開催にこぎ着けた最大の要因は台湾の感染者数が抑えられていることにある。開幕した12日時点の感染者数は388人だった。
呉志揚コミッショナーは政府の対策に感謝を示し「ファンに元気や勇気を与えられるよう社会的責任を果たしたい」と言葉に力を込める。CPBLも感染予防と啓発運動を積極的に進め、公式サイトでは3月初旬から選手が手洗いや消毒などを行う動画をアップ。リーグの公式ロゴマークにはバットを構える選手の挿絵があるが、マスク姿で手洗いをする選手にしたものもつくり、ファンが会員制交流サイト(SNS)で使えるようにして話題を呼んだ。
本来の開幕日から約1カ月遅れたものの、例年通り各チームが前後期計120試合を消化することを優先する。政府から外出禁止令が出た場合や選手らチーム関係者に感染者が出た場合はリーグ中断となるが、そんな事態を想定して夏のオールスター戦を取りやめ、日程に融通性を持たせた。(共同)
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