Monday, April 20, 2020 10:29 AM
新型コロナ簡易診断可能に 横浜市大が技術開発
横浜市立大のチームは20日、患者の検体から新型コロナウイルスを短時間で簡単に検出するのに役立つタンパク質を開発したと発表した。インフルエンザのように病院で鼻の奥の粘液を取り、15〜30分で感染の有無を検査できるキットづくりにつなげるとしている。
チームの梁明秀教授(ウイルス学)は「迅速に診断し、感染の拡大防止に貢献できる。キットは企業と協力して2カ月後をめどに開発を急ぎたい」と話している。
ウイルスの遺伝子を見つけるPCR法は検査に数時間を要することが検査数を増やす上で障害となっている。チームが開発したタンパク質は、動物の免疫システムで働く「抗体」。ウイルスを捕まえるために殻部分にくっつくという性質を持つため、短時間でのウイルスの発見が見込める。(共同)
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