Tuesday, April 21, 2020 10:15 AM

5月9日再開、各州も理解 独サッカー23日に結論へ

 【ベルリン共同】新型コロナウイルスの感染拡大で中断しているサッカーの欧州主要リーグで、ドイツが最も早く5月9日に再開する可能性が高まった。20日付の大衆紙ビルト(電子版)のインタビューで一部の州首相が無観客試合による再開に理解を示すと、ドイツ・リーグのザイフェルト社長は「前向きな合図だ」と歓迎。1、2部リーグの全36クラブが参加する23日の会合で結論を出す見込みだ。

 ドルトムントなどがあるノルトライン・ウェストファーレン州のラシェット州首相は、衛生面などの保証を前提としつつ「無観客試合での開催は想像できる」と理解を示す。バイエルン州のゼーダー州首相も「サッカーのある週末は、サッカーのない週末よりもはるかに耐えられる」と言及。さまざまな制限の中で暮らす国民にとって、サッカーが大きな支えになり得ると口にした。

 ドイツでは少なくとも8月末まで大型イベントが禁止されているが、外出制限は5月3日までとなっている。各クラブは既に少人数のグループに分かれるなど制約の中で練習を再開している。