Thursday, April 30, 2020 10:39 AM

ユーロ圏GDP3.8%減 過去最悪、新型コロナ響く

 【ロンドン共同】欧州連合(EU)統計局が30日発表したユーロ圏19カ国の2020年1〜3月期の実質域内総生産(GDP、季節調整済み)暫定速報値は前期比3.8%減だった。年率換算では14.4%減。記録のある1995年以降で最悪の落ち込みとなった。

 新型コロナウイルス感染症の拡大の防止策として導入された移動制限などにより経済活動が著しく停滞した。1〜3月期は米国も、08年10〜12月期以来約11年ぶりの低水準を記録。4月以降も各国の対策は継続しており、世界的な景気低迷は当分続きそうだ。

 ユーロ圏の主要国別にみると、フランスは5.8%減。記録のある49年以降で最悪だった。スペインも5.2%減だった。