Thursday, May 07, 2020 10:11 AM

中国、賠償請求の動き警戒 米英や印、トルコでも

 【北京共同】新型コロナウイルス感染症を巡り、中国政府の初動対応の遅れが世界的な感染拡大を招いたとして賠償を求める声が、米国や英国、インドやトルコなど各地で上がっている。中国当局は「反中世論」を形成しようとする動きだとして警戒している。

 ミズーリ州当局は4月21日、中国当局が湖北省武漢市での感染症発生情報を隠したために世界に被害を拡大させたとして、中国政府などを相手に提訴した。米国内では保守派を中心に、政界でも中国の賠償責任を問う声が出ている。

 各国メディアなどによると、インドでは、弁護士協会などが賠償を求める請願書を国連人権理事会に提出。トルコでも大学生が中国大使館に賠償を求める書簡を送ったという。