Friday, May 08, 2020 10:03 AM

米自動車業界、25年には500万超のV2X機器配備へ

 米国自動車イノベーション協会(AAI)は、向こう5年間に業界全体で500万台以上のV2X(車車間、路車間)通信機器が車や道路設備に配置されるようになるとの見通しを発表した。

 5.9GHzの周波数帯を使うV2X技術は、車が安全に関わる情報を他車や道路インフラと同時に共有できるようになるため、安全性向上や交通事故削減といった大きな社会的利点が期待されている。

 AAIのジョン・ボゼラ代表は「業界各社が表明した取り組みを総合すると、V2X機器は現在の50倍以上に増えることになる。われわれはV2X展開の大きな転換期にいる。車のコネクティビティー(通信接続性)は、交通安全や業界の国際競争力の強化に重要な役割を果たし、世界中の旅行者に大きな経済的および社会的恩恵をもたらす」と話している。

 連邦通信委員会(FCC)は2019年12月、5.9GHzの帯域幅75MHzをWi-FiおよびC-V2X(携帯電話通信を使ったV2X)の使用に配分することを決定。低い方の45MHz幅をWi-Fiなどの免許不要利用に開放し、残りの30MHz幅は輸送および車両安全関連の通信サービス用に使うことを提案している。現行ルールではC-V2Xへの割り当てはない。

 AAIは、V2X技術を広く導入できるよう、5.9GHz帯の75MHz幅すべてをV2Xに利用できるようにすることを目指している。ほとんどの自動車メーカーは、既に自社の車両全体でV2X技術の展開を開始しているかその準備に入っている。

https://www.autosinnovate.org/press-release/auto-industry-unites-behind-safety-technology-by-committing-at-least-5-million-v2x-radios-and-devices-by-the-end-of-2025/