Monday, May 11, 2020 10:33 AM

新リーグ開幕遅れを示唆 ラグビー、五輪延期受け

 日本ラグビー協会がトップリーグ(TL)に代わって設立を目指す新リーグの法人準備室室長を務める谷口真由美理事は11日、オンラインで合同取材に応じ、新型コロナウイルス感染拡大で東京五輪・パラリンピックが1年延期した影響を受け、来年秋としていた開幕時期がずれ込むことを示唆した。「秋の早い段階というのは難しいのではないか」と語り、年明けまで遅れる可能性にも言及した。

 新リーグはTLと下部のトップチャレンジリーグを、新規参入も募って1〜3部に再編。1、2部は入れ替えを想定している。参入要件とした「収容観客者数1万5000人の本拠地スタジアム確保」は2023年度まで達成を猶予するものの、24年度から条件として設定。試合の興行権は各チームに委譲し、24年度からは本拠地でホーム試合の80%以上を実施するよう求めた。サラリーキャップ制度の導入方針も明かした。

 参入意思を示す関連文書の受け付けは4月30日に締め切ったが、緊急事態宣言の影響で調整が済んでいないチームもある状況を考慮し、宣言解除後1カ月まで延長する。現状は6月末を見込んでおり、谷口理事は「やりたいという限りは待とうということで、チームと合意している」と語った。(共同)