Monday, May 11, 2020 10:34 AM

6月後半開幕方針で一致 オールスター戦初の中止

 プロ野球は11日、12球団代表者会議を開き、セ、パ両リーグの6月後半開幕を目標にすることで一致した。7月19日に福岡市のペイペイドーム、同20日に名古屋市のナゴヤドームで予定していたオールスターゲーム2試合の中止を決めた。球宴が中止になるのは1951年に始まって以降、70年目で初めて。

 代表者会議に先立って開かれたサッカーJリーグとの「新型コロナウイルス対策連絡会議」で、専門家から具体的な日付確定は困難との意見が出たのを受け、開幕日の決定は見送った。斉藤惇コミッショナーは記者会見で「今月末までの感染の状況を見ながら慎重に準備を進め、それが整うことを条件にして、来月の半ばから下旬のどこかで開幕できることを目指そうと12球団で一致している」と述べた。

 オールスター戦中止については、開幕の大幅遅れにより出場選手の選出が困難であることを理由に挙げた。7月13日に松山市で予定されていた若手によるフレッシュオールスターゲームも中止となった。(共同)