Tuesday, May 12, 2020 10:15 AM

コロナ禍でベビーブームか インドネシア政府が危機感

 【ジャカルタ共同】新型コロナウイルスの影響で、インドネシアで避妊具や避妊薬の使用が減少していることが12日までに分かった。世界第4位の人口約2億7000万人を抱える同国は人口抑制策を進めてきたが、今後ベビーブームが起きる可能性があると懸念を強めている。

 人口政策を担う国家家族計画・人口庁のハスト長官は、新型コロナの影響で「(人々が)避妊具や避妊薬を手に入れる(ため外に出る)のを怖がっている」と述べた。

 同庁が、家族計画プログラムの参加者の避妊状況を調べた結果、今年2月に比べ、3月はコンドームとピルの使用がそれぞれ約4割減となり、ほかの避妊方法の利用も減少していた。