Tuesday, May 12, 2020 10:17 AM

米、中国株投資中止検討か 連邦年金向け、コロナ要因

 【ワシントン共同】FOXビジネステレビは11日、トランプ政権が米連邦職員の年金運用の対象から中国株を外すことを検討していると報じた。新型コロナウイルスの感染拡大を巡る中国の対応も理由に挙げており、中国への報復措置の一環の可能性がある。

 年金は、軍人や連邦職員の退職金である連邦公務員向け確定拠出型年金(TSP)で、約5500億ドル(約59兆円)を運用している。この一部を中国株に振り向ける計画だという。

 トランプ大統領は、中国による新型コロナの初動対応を問題視。ポンペオ国務長官がウイルスが中国湖北省武漢市の研究所から流出したとの説を持ち出すなど、米中対立が激しくなっている。