Tuesday, May 12, 2020 10:17 AM
中国IT、日本事業拡大へ クラウドの売上高3倍に
【北京共同】中国IT大手、騰訊控股(テンセント)は12日までに、日本で昨年から展開しているクラウド事業を、年内にも自動車や電子機器分野に広げる方針を明らかにした。日本企業との協業を従来の主力のゲーム関連から拡大し、2020年の売上高を現状の3倍に高めるという。
クラウドは、インターネット経由で各種のソフトウエアによる情報処理や大量のデータ管理を利用できるようにするサービス。日本市場では現在、アマゾン・コムやマイクロソフトなど米国勢の存在感が大きい。中国大手が本腰を入れることで競争激化は必至とみられる。
グループの「テンセントクラウド」で北東アジア地域を統括する趙剣南氏は共同通信の取材に対し「ゲーム事業に加え、今年は動画配信や流通、製造業向けのサービスを強化する計画だ」と述べた。具体名は避けたが、年後半にも自動車大手などと新たに提携する可能性があるとした。
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