Wednesday, May 13, 2020 10:25 AM
空自輸送機を国連登録へ 政府、PKO参加拡大狙う
政府は国連平和維持活動(PKO)への参加を拡大するため、航空自衛隊のC2、C130輸送機を、提供可能な装備品として国連に登録する方針を固めた。派遣国部隊が早期展開できるよう輸送支援に取り組む。複数の政府関係者が13日、明らかにした。自衛隊部隊のPKO参加が難しい中、貢献姿勢を示す狙いだ。
政府関係者によると、登録は「国連PKO即応能力登録制度(PCRS)」に基づく。国連本部が各国のPKO派遣の準備状況を把握し、優先的に派遣が打診される。特定の派遣活動を念頭に置いたものではなく、派遣義務は生じない。
実際に派遣する場合はPKO参加5原則を踏まえて日本政府が最終判断する。防衛省関係者は「PKOは輸送能力が課題になっている。今回の登録によって安倍政権が掲げる積極的平和主義のアピールにもなる」と強調した。(共同)
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