Friday, May 15, 2020 10:10 AM

地方大会、開催厳しく 夏の甲子園中止へ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、8月10日に兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する予定だった第102回全国高校野球選手権大会が、中止の方向で検討されていることが15日、判明した。緊急事態宣言が39県で解除されたが、8都道府県で継続しており、出場権を懸けた地方大会のすべてを開催することが厳しい状況となっている。

 日本高野連の関係者は「解除は、これ以上延長すれば経済が立ちゆかなくなるから。感染を抑え込むという観点からすれば、まだレッドゾーン。球児にはかわいそうだが、全国大会の開催が難しいのは当たり前だろう」と語った。

 4月26日には、夏の甲子園大会と同時期に開催予定だった全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止が決定。日本高野連の関係者は「インターハイの中止もそうだが、プロ野球が開幕日を決定できなかったことも大きい」と話した。(共同)