Monday, May 18, 2020 9:59 AM

マレリ、オハイオ州にバルクヘッド工場新設へ

 マレリ(Marelli、旧カルソニックカンセイ)は、オハイオ州ボウリンググリーンにバルクヘッド製造工場を2021年に開設すると発表した。

 オートモーティブ・ニュースによると、マレリはバルクヘッド2種の製造、組み立て、倉庫業務で75人を雇用する。バルクヘッドは、ヘッドランプ、ラジエーター、フードラッチの取り付け部分を備えた隔壁の役目も果たす構造部品。同工場が年間に製造する部品は約76万個になる。工場は21年初めまでに建設が完了し、最初のバルクヘッド製造は22年5月に始まる予定。新規受注を獲得できれば雇用を増やす。

 マレリの地域責任者クリス・ブラッドフォード氏は、ボウリンググリーンへの立地について「新しい場所での工場建設には多くの要因が絡む。われわれが最も重視したのは手ごろな価格、取引先への近さ、現地の労働力の質、そして拡大の機会だった」と述べた。ボウリンググリーンはミシガン州デトロイトの南約80マイルに位置し、州間道路75号(I-75)でつながっている。