Monday, May 18, 2020 10:16 AM

台湾「遺憾と不満」表明 WHOから招待状届かず

 【台北共同】台湾の呉外交部長(外相)は18日、台北で記者会見し、世界保健機関(WHO)総会へのオブザーバー参加に必要な招待状が届いていないとして「WHOが中国政府の干渉と圧力に屈服し、台湾人の健康と人権を無視した」と述べ、「強い遺憾と不満」を表明した。今年秋にも開催される関連会議への参加を目指すとした。

 呉氏は一方で、台湾の参加を巡り「多くの国が支持を表明してくれた」と述べ、安倍晋三首相やポンペオ米国務長官らの名前を挙げて「大きな意義」があると表明した。

 陳時中衛生福利部長(衛生相)は新型コロナウイルス感染対策で「台湾が成し遂げた成果の経験を各国と共有する機会を失ったことは台湾と世界にとって損失だ」と述べた。