Tuesday, May 19, 2020 10:35 AM

コロナ禍、自転車に注意 子供巻き添え、違反相次ぐ

 新型コロナウイルス感染拡大で自転車の利用が広がる中、警察庁が事故への注意を呼び掛けている。在宅時の気分転換や運動、買い物の足として活躍し、宅配サービスも進むが、違反行為や子供の巻き添えが後を絶たない。昨年の死者は433人に上り、通勤目的の事故は近年、1万5000件前後で推移。整備不良の車体は事故が重大化するとのデータもある。

 会員数約75万人、18都道府県でシェアサイクル事業を展開する「ドコモ・バイクシェア」(東京都港区)によると、4月の利用回数は外出自粛の影響で3月より減少したが、新規会員の加入者数は逆に2割ほど増えたという。

 同社広報は「電車内で人との接触を避ける目的など、これまで利用を考えていなかった層に広がっているのでは」と分析する。宅配サービスの仕事に乗り出す利用者もいるという。(共同)