Tuesday, May 19, 2020 10:37 AM

米、政策総動員で危機対応 FRB議長が議会証言

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は19日、新型コロナウイルス感染症の危機対応を巡り、議会上院の銀行住宅都市委員会で証言。世界的な感染拡大で景気低迷の長期化が懸念される中、経済を下支えするため政策を総動員する考えだ。

 事前に公表された証言内容によると、パウエル氏は、3月に導入した事実上のゼロ金利政策について「危機をしのぎきったと確信が持てるまでこの水準を維持する」とし、当面続ける方針を改めて示した。

 米経済の現状に関し「わずか2カ月で2000万を超える人々が仕事を失い、経済活動の急落による痛みは筆舌に尽くし難い」とし、危機克服への協力を呼び掛けた。