Thursday, May 28, 2020 9:50 AM

ロボット犬が公園巡回 シンガポール、密集抑止

 新型コロナウイルス対策で外出制限が続くシンガポールで、人の密集を抑止するため犬型ロボット「スポット」が試験的に公園を巡回した。センサーやカメラを搭載し、捉えた画像などを当局者が遠隔モニターで確認する仕組みだ。

 ガシャン、ガシャン。四足歩行のスポットが機械音を響かせながら、ジョギングする男性とすれ違う。黄色い体はバランス感覚に優れ、芝生や傾斜地も難なく突き進む。

 ソフトバンクグループのロボット開発会社、ボストン・ダイナミクスが開発し、シンガポール当局が改良を加えた。引き締まった外観とは対照的に、明るい女性の音声で「自分自身の安全と周囲の人たちのためにも1メートル以上離れて立ちましょう」と繰り返し流す。(共同)