Friday, May 29, 2020 9:20 AM

Mシティー、走行試験場再開へ〜遠隔制御で人の接触を回避

 ミシガン大学が進める自動運転車やコネクテッドカーの走行実験プロジェクト「エムシティー(Mcity)」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて閉鎖している自動運転車用走行試験施設の再開準備を進めている。

 Mシティーは、オートメーションや人工的な場面再現装置(シミュレーション)を使って研究者や業界パートナーのために先進車両のテストをより安全かつ効率的にできると見ており、数週間以内の再開を計画している。

 Mシティーのパートナー企業にはフォード、GM、トヨタなどの大手自動車メーカーが含まれ、2019年には第5世代(5G)移動通信システムを使った高度な交通安全や自動運転車(AV)、およびスマートシティー向けのソリューションを開発するために通信大手ベライゾンとも提携している。

 Mシティーは「われわれの試験設備にはすでに、ユーザーがインフラを遠隔制御でき、接触や直接の会話を最小限に抑えられるソフトウェアが含まれている。研究者や業界パートナーは、電話やラップトップ、車両のコンピューティング・プラットフォームからポイント・アンド・クリック制御で試験場にアクセスし、道路の交差点、踏切、横断歩道といった施設の機能を制御できる」と説明している。

https://mcity.umich.edu/mcity-prepares-to-safely-reopen-test-facility-amid-covid-19/