Thursday, June 04, 2020 10:39 AM

委託費3000億円、圧縮へ 高額批判、政府観光事業

 新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた観光業者らを支援する政府の「Go To キャンペーン」を巡り、経済産業省は4日の野党会合で、最大3000億円と見積もった事務委託費の圧縮を目指す考えを示した。委託先は6月中にも決まり、高額と批判されている委託費の減額幅、業者の選定結果が焦点となる。持続化給付金の委託と並ぶ問題として、野党は追及を強める構えだ。

 政府は感染状況を見極め、7月にもキャンペーンを始める方針だが、業者選定などの手続きが遅れれば、開始がずれ込む可能性もある。

 キャンペーン費用は2020年度第1次補正予算に1兆6794億円を計上した。うち外部への事務委託費の上限は約18%に当たる3095億円と設定。「観光事業者や国民への給付分を増やすべきだ」といった声が相次いでいる。(共同)