Friday, June 05, 2020 9:46 AM

1Q生産性改定値、0.9%低下〜単位労働コストは5.1%上昇

 労働省が4日発表した2020年1〜3月期の非農業部門の労働生産性改定値(季節調整済み)は、年率換算で前期比0.9%低下した。前年同期比では0.7%の上昇だった。

 賃金の指標である単位労働コストは前期比5.1%上昇。前年同期比では1.9%上昇した。

 同省ウェブサイトによると、労働生産性の内訳は、前期比で生産高が6.5%、労働時間は5.6%それぞれ減少した。前年同期比では生産が横ばい、労働時間は0.7%減だった。

 時間当たりの労働報酬は名目ベースで前期比4.2%増加。前年同期比は2.6%増えた。物価動向を考慮した実質ベースでは前期比2.9%増。前年同期比は0.4%増だった。

 製造業の生産性は前期比0.3%上昇。生産高が6.3%減少、労働時間は6.6%減だった。前年同期比の生産性は0.8%低下。生産高が2.2%減、労働時間は1.4%減だった。

 19年10〜12月期の非農業部門の労働生産性は、前期比1.2%上昇で改定なし。