Wednesday, July 30, 2025 7:18 AM

LGエナジーとテスラ、43億ドルの電池契約を締結

 韓国の車載電池大手LGエナジーソリューション(LGES)が、テスラにリン酸鉄リチウム(LFP)電池を供給する43億ドル規模の契約を締結したことが分かった。事情に詳しい関係者が30日に明らかにした。エネルギー貯蔵システム向けだという。

 ロイターによると、電池はLGESの米工場から供給される。

 LGES側は同日、供給先を明らかにせず、2027年8月から3年間にわたり世界中でLFP電池を供給する43億ドルの契約を締結したと発表した。電池が車両に使われるのか、エネルギー貯蔵システムに使われるかは明らかにしていない。同社はテスラやゼネラル・モーターズ(GM)を主要顧客に持つ。

 LGESはロイターに対し「契約に基づき、顧客を公表することはできない」と述べた。テスラはコメント要請に応じていない。

 LGESによると、顧客との協議次第で契約期間を最大7年間延長し、供給量を増やすオプションが含まれている。

 LGESは米国でLFP電池を製造する数少ない企業の一つ。5月にミシガン州の工場でLFP電池の生産を開始した。LFP電池は長年、中国企業が独占してきた種類の電池で、米市場での存在感は薄い。