Thursday, February 26, 2026 6:20 AM

SDVの課題は長期的なサービス維持

 ソフトウェア定義型自動車(SDV)を巡る最も困難な課題は、もはやデジタル機能の立ち上げではなく、長い車両寿命の間にそれらを維持することだと見られている。

◇コストは予想困難

 オートモーティブ・ニュースによると、車両は10〜15年間使われ続けるため、自動車メーカーはこれまでにない規模と期間にわたってソフトウェアの保守、バージョン管理、サイバーセキュリティーのパッチ(修正プログラム)適用、サードパーティー製アプリのサポートなどを続ける必要がある。安全、インフォテインメント、車両制御の各領域にソフトウェアが組み込まれる中、継続的なサポート、変更管理、検証にかかるコストと組織的負担は、SDV時代における最大級かつ最も予測困難な運営費の一つになる。

 SBDオートモーティブのコンサルティングマネジャーは、SDVを短期的な技術課題ではなく長期にわたる財務的・組織的な賭けと位置付け「SDVの長期的成功は、自動車メーカーが大規模なソフトウェアプラットフォーム運営の経済性と組織的複雑性を正当化できるかどうかにかかっている」と見る。今のところ多くの自動車メーカーは、投資回収の見通しや本当に長期的な事業価値が生まれるのかに関する明確な答えを持っていない。