Friday, June 05, 2020 10:04 AM

新型コロナ死者39万人超す 米、ブラジルで被害顕著

 【ジュネーブ共同】ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が5日、世界全体で39万人を超えた。米国やブラジルなど米大陸での被害拡大が目立つ状態が続いており、感染者も世界全体で660万人を上回っている。

 国別では米国が最多の10万8000人で、英国、ブラジル、イタリアが3万人台で続く。フランスとスペインが2万人台後半に上り、メキシコは1万人を超えている。

 世界保健機関(WHO)の4日付状況報告によると、死者が最も多いのは欧州地域事務局管内(トルコや旧ソ連諸国を含む)の48%。米州地域事務局管内(南北米大陸)が44%で続き、両地域で世界全体の死者の9割以上を占めている。前日から増加した死者の26%はブラジル、22%は米国が占め、両国をはじめとする米大陸での被害拡大が顕著となっている。