Tuesday, June 09, 2020 10:25 AM

感染性は長続きしない 厚労省、退院基準見直し

 新型コロナウイルス感染症は大半が軽症で済み、入院しても多くは回復する。では、患者が他人にうつすリスクはどれくらい続くのだろう。

 最近の研究から、発症後1週間から10日たつと人への感染リスクは小さいことが分かってきた。

 患者100人と濃厚接触者を追跡した台湾の研究では、発症後6日以降の患者と接触して発症した人はゼロだった。米疾病対策センターによると、発症後9日以降の患者から増殖可能なウイルスは分離できていない。ドイツやカナダからも類似の研究報告がある。(共同)