Friday, June 19, 2020 9:41 AM

JR東「夏の臨時」運転へ 新幹線・特急、移動解禁で

 JR東日本は19日、指定席の発売を見合わせていた7〜9月の夏の新幹線と特急の臨時列車に関し、ほぼ当初の計画通りの本数を運転すると明らかにした。政府による緊急事態宣言の解除や、全国で都道府県をまたいだ移動が全面解除となり、需要が回復傾向にあることを踏まえた。

 新幹線と中央線・常磐線特急の指定席は2週間ごとの発売としていたが、今月24日から通常に戻し、1カ月先の乗車日の指定席を発売する。全車指定席の列車では座席の間隔を空けるため、7月8日まで発売数を5〜6割に絞り込んでいるが、7月9日からは取りやめる。列車本数が増えることで、密集回避になるとしている。

 JR東によると、現時点で夏の臨時列車として計画しているのは、新幹線2601本と特急2002本。東北新幹線のうち北海道新幹線直通列車と、9月の北陸新幹線「かがやき」「はくたか」は、今後JR北海道や西日本とそれぞれ調整して、本数を決める。(共同)