Friday, June 19, 2020 9:45 AM

アマゾン牙城切り崩しへ 米スーパー、通販強化

 【ニューヨーク共同】スーパー世界最大手で「小売業の巨人」と呼ばれるウォルマートがインターネット通販事業の強化に向け、新興企業と相次いで提携している。新型コロナウイルス感染症の流行で拡大が続く在宅消費の需要に対応。ネット通販業界に君臨するアマゾン・コムの牙城の切り崩しを狙う。

 「われわれは中小企業に注目している」。ウォルマートは15日、カナダのショッピファイとの提携を発表した。2020年2〜4月期に米ネット通販部門の売上高は前年同期と比べ74%増えた。

 ショッピファイは通販サイトの作成や決済などを支援するサービスを手掛け、利用企業は世界で100万社を超える。アマゾン以外の販路を求める中小企業からの支持が多く、「アマゾンキラー」の異名を取る。