Wednesday, July 01, 2020 10:40 AM
トヨタ、在宅勤務拡充へ 感染防止と生産性向上
トヨタ自動車が正社員や継続雇用の従業員向けの在宅勤務制度を拡充することが1日、分かった。9月以降、対象となる社員を拡大し、一定の出社義務も撤廃する。新型コロナウイルス流行を受けて特例で強化した在宅勤務を恒久的なものにする。工場で働く技能職への適用も検討する。感染予防に加え、通勤時間の短縮による生産性向上を図る。育児や介護中の社員が仕事を両立しやすい環境も整える。
自動車産業は裾野が広く、最大手のトヨタが在宅勤務を加速させることで、働き方改革の取り組みが国内企業に幅広く波及する可能性がある。
関係者によると、1日までに在宅勤務を巡る制度の拡充で労使合意した。新制度では、事務職や技術職の若手を対象に加える。育児や介護で時短勤務中の社員にも在宅勤務を認める。これまでは在宅勤務の対象者でも週2時間は出社する義務があったが撤廃。柔軟な働き方ができるようにする。(共同)
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