Monday, July 27, 2020 10:36 AM

動画会議内容を人工知能でテキスト化

 人工知能アプリケーション開発のシリコン・バレー新興企業ハドル・ドット・エイアイ(huddl.ai)は、人工知能を基盤とする機能を動画対話にもたらそうとしている。

 新型コロナウイルス・パンデミックを受けて動画対話の機会が増え、ズーム(Zoom)やシスコ・ウェベックス(Cisco WebEx)、グーグル・ミート(Google Meet)、マイクロソフト・チームス(Microsoft Teams)といったツールがが多くの人の日々の生活に浸透するようになった。

 テッククランチ誌によると、「これからは、(動画対話に)インテリジェンスをもたらす必要がある」と、ハドルの共同設立者兼CEOのクリシュナ・ヤーラガダ氏は話す。

 ハドルは、動画会話の内容を自動的にテキスト化したり、重要な点を抜粋したりといった機能を実現する。たとえば、動画会議が長くなった場合に、膨大な量のノートをあとで見直す手間を省けるといった利点がある。

 現行の動画対話技術では、会議参加者にリンクを提供し、利用者がそれをクリックするとクラウド上の仮想会議室に入ることができる。ハドルは、その過程全体を体系的に整理して再構築することを目指している。

 「ミーティング・メモリーという層(レイヤー)を追加して、会議の主題やおもな結論といった重要な要素を記録し、あとで検索できるようにした」と、ヤーラガダ氏は説明している。

 それらを記録する方法は3通りある。一つは、会議中に参加者がノートを共有して共同作成すること。もう一つは、内蔵のツールでスクリーン・ショットを撮ること。そして最後に、会話を録音することだ。

 同社の技術は、スラック(Slack)やセールスフォース(Salesforce)のような法人向けアプリケーションとも統合されているため、会議内容をそれらのアプリケーションに適宜移行することができる。

https://techcrunch.com/2020/07/22/huddl-ai-wants-to-bring-more-intelligence-to-online-meetings/