Wednesday, June 15, 2016 10:53 AM
TPP承認、大幅遅れも 米代表「越年なら不透明」
米通商代表部(USTR)のフロマン代表は14日、首都ワシントンで講演し、環太平洋連携協定(TPP)の議会承認が大幅に遅れる恐れがあるとの認識を示した。「年内に承認されなければ、いつになるか不透明になる」と述べた。
11月の米大統領選への影響を避けるため、承認を年明け以降に先送りしようとする議会内の一部の動きをけん制する狙いがあるとみられる。
TPPの発効には、参加12カ国で経済規模が最も大きい米国の議会承認が不可欠だ。フロマン氏は「残念だが、承認手続きが遅れている」とした上で、承認が年明け以降にずれ込めば「米経済全体に重大な悪影響を及ぼす」と話した。(共同)
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