Monday, September 21, 2020 10:51 AM

パンデミックによってRPAの重要性が浮き彫りに

 新型コロナウイルス・パンデミックを受けて、多くの会社がロボティック業務過程自動化(robotic process automation=RPA)に新たに注目するようになっている。

 ベンチャービート誌によると、パンデミックという異例の状況が突発したことで、多くの会社は、市場の変化や顧客のニーズの変化に迅速に対応することを余儀なくされた。事業の優先課題が永遠に変化したと言っても過言ではない。

 「すべての企業が供給網の問題に直面しており、敏捷性やスピードといったニーズを抱えている。そのような状況でこそRPAが役に立つ」と、RPAソフトウェアを提供するブルー・プリズム(Blue Prism)のジョッシュ・ノーブル氏は話す。

 同じ作業を繰り返し行う状況では、人がやればいつか間違いが起きるのは免れない。RPAが価値を発揮するのは、その種の繰り返しをともなう作業だ。

 「自動化は、つねに一貫して遂行する必要のある業務過程のためにある。自動化といえば、だれもが考えるのはコストと時間と人員の削減だが、自動化が理由で解雇を実施した顧客を見たことがない」とノーブル氏は話す。

 同氏によると、RPAは、新型コロナウイルス感染症に直接関係する作業、たとえば、検査や救済制度の申し込み書の処理にもよく使われている。2020年3月には米国やオーストラリアの航空会社が大量の返金処理にRPAを使った。

 また、金融サービス業界でも、2020年3月以降、これまで手作業で行っていた処理を自動化する事例があいついだ。米国内150ヵ所で病院を運営するアセンション・ヘルス(Ascension Health)は、パンデミック発生を受けて、医薬品注文書の管理を自動化することで需要の高まりに対応した。

 RPAは企業にとってだけでなく従業員にとっても良いことだ、とノーブル氏は話す。「人が複写機のようになって単純作業を繰り返すようでは、やりがいのある仕事とは言えない。それらを自動化すれば、人がもっと高水準の創造的な職能を使えるようになる」と同氏は述べた。

https://venturebeat.com/2020/09/16/how-automation-is-helping-companies-pivot-in-the-pandemic-vb-live/