Friday, November 20, 2020 10:29 AM

病床使用25%超9都道府県 医療現場の負担増

 厚生労働省は20日、新型コロナウイルス患者の18日時点の病床使用率を公表した。9都道府県で、政府の新型コロナ感染症対策分科会がステージ3(感染急増)の指標の一つとする25%以上になり、1週間前の11日時点の5都府県から増加した。20日まで3日連続で国内の感染者数が2000人を超えて過去最多を更新しており、全国の医療現場への負担が増している。

 37都道府県で1週間前より使用率が上昇し、10ポイント以上伸びたのは、北海道、新潟、兵庫、愛知の4道県。北海道と兵庫は2週連続で10ポイント以上伸びており、病床逼迫が懸念される。北海道は宿泊療養施設の使用率も47%と高い水準だった。

 厚労省が都道府県の確保病床数や入院者数を集計。病床使用率は高い順に兵庫(44%)、大阪(41%)、北海道(38%)、埼玉(37%)、沖縄(35%)、愛知(33%)、東京(33%)、奈良(28%)、岡山(26%)。(共同)