Thursday, December 10, 2020 8:49 AM

米当局フェイスブック提訴 インスタグラム売却要求

 【ニューヨーク共同=吉無田修】米連邦取引委員会(FTC)とニューヨーク州などの司法長官は9日、交流サイト大手フェイスブックを独占禁止法(反トラスト法)違反で首都ワシントンの連邦地裁に提訴した。写真共有アプリ「インスタグラム」など競合企業を次々と買収していったことでソーシャルメディア同士の健全な競争が損なわれたと断じ、事業売却を裁判所に要求。独禁法の運用厳格化が一段と鮮明になった。

 事業拡大を続けるフェイスブックの転機となる重大訴訟。同社は全面的に争う構えだ。

 米当局は、過去に買収したインスタグラムや通信アプリ「ワッツアップ」の売却を含む恒久的な措置を求めた。