Tuesday, January 05, 2021 9:07 AM

ジャンゴ、ロボタクシーに車室センサーを供給

 イスラエルの自動車用ソフトウェア会社ジャンゴ・コネクティビティー(Jungo Connectivity)は、大手自動車メーカーの自動運転車(AV)開発プログラムに車室内センシング・ソフトウェア「コドライバー(CoDriver)」を供給する。メーカー名など契約の詳細は不明。

 ジャンゴによると、「コドライバー」は赤外線カメラを使い、高度なコンピュータービジョン、機械学習、深層学習を活用して搭乗者の数や位置、個人の年齢や性別など、車内で起きているすべてのことに関する情報をリアルタイムで自動運転システムに提供する。

 オフィア・ハープストCEOは「ロボタクシー(自動運転の無人タクシー)開発は、AV関連のあらゆる部分で革新を推進しており、自動車メーカーによる車室内カメラの採用を促進する新しい用途と要件を生み出している。このプログラムにジャンゴのコドライバーが選ばれたことは、その品質と車室内センシングAIソフトウェア・プロバイダーとしての当社の主導的地位を証明する」と話している。

 自動車各社が新車に搭載する自動運転機能はますます高度化しており、ドライバーおよび車室内の監視に対する世界的な需要は今後数年間で大きく成長すると見込まれる。

 ドライバーモニタリングシステム(DMS)は、ハンズフリー運転を可能にするレベル2+およびレベル3の自動運転機能を搭載した車には不可欠で、自動運転システムがドライバーの注意力を(特に運転していない時に)継続的に監視し、ドライバーがシステムから運転を引き継ぐ前に対応準備を整えるのに役立つ。

 また、主にロボタクシー・サービスで使われるレベル4または完全AVでは、搭乗者を監視するセンシング機能が極めて重要になり、ジャンゴによると「コドライバー」は搭乗者の気分や健康状態、置き去りにされた子供、忘れ物その他の異常を検出できる。

https://www.prnewswire.com/news-releases/jungo-selected-by-a-global-oem-for-robotaxis-program-301192688.html