Tuesday, April 27, 2021 10:11 AM

ナビヤとリー、レベル4自動運転システム開発で提携

 フランスの自動運転システム開発企業ナビヤ(Navya)と、ステアリング、ブレーキ、サスペンション、パワートレイン、制御といった車の主要装置をホイール内に統合する技術を持つイスラエルのリー・オートモーティブ(REE Automotive)は、リーの技術とナビヤの自動運転ソリューションを組み込んだレベル4の自動運転システムを共同開発する。

 グリーンカー・コングレスによると、リー独自のx-by-wire(エックス・バイ・ワイヤー=装置間の機械的なつながりを電気的配線に置き換える)技術は、車両のサイズ、設計、電源、および運転モード(人間か自動か)を選ばない。また、車輪を動かすすべての装置をホイール部分に組み込んだ同社の足回り構成部品「リーコーナー(REEcorner)」を使ったプラットフォーム(車台)は、従来のスケートボード型に比べ、機能および運用面で大きな利点を提供できる。

 一方、ナビヤの自律型モビリティーソリューションは2015年以降、世界各地で自動運転シャトルバスサービスに使われている。同社の主力プラットフォーム「オートノム・シャトル(Autonom Shuttle)」は乗客輸送専用に設計されており、20年末現在、23カ国で計180台以上が販売されている。「オートノム・トラクト(Autonom Tract)」は商品輸送用に設計されている。

https://www.greencarcongress.com/2021/04/20210420-ree.html