Tuesday, May 25, 2021 10:14 AM

ミシュラン、22年からメキシコでEV用タイヤ生産

 仏タイヤ大手ミシュランは、2022年にテスラ、BMW、メルセデスベンツ、ポルシェ、ランドローバーなどの電気自動車(EV)用タイヤ生産を開始する計画だ。

 メキシコ・ナウがフォーブスを引用して伝えたところによると、ミシュランはグアナフアト州レオンの工場でEVタイヤを製造する。

 ミシュラン中央アメリカのピエール・ルイス・ドゥボルドー社長は「今後数年間は、EV用の特別なリムを開発する。20年末にこのシリーズを発売し、その量はかなり少ないが、EV市場の成長が始まればレオン工場がシリーズの生産を受け持つ」と述べた。

 ミシュランはEV市場の大きな成長を見込んでおり、市場の成長は同社にとって大きな商機を意味する。 同社は21年2月、電動スポーツカー専用に設計された最初のタイヤを発表した。EVは走行時のエンジン音がないため静かだが、その分搭乗者にはロードノイズ(タイヤと路面の接触音)が知覚されやすくなる。この問題に対処するため、ミシュランは独自開発のポリウレタンフォームを使うことでロードノイズを20%軽減する「ミシュラン・アコースティック」技術を開発した。