Friday, June 04, 2021 10:07 AM

1Q生産性改定値、5.4%上昇〜単位労働コスト1.7%上昇

 労働省が3日発表した2021年1〜3月期の非農業部門の労働生産性改定値(季節調整済み)は、年率換算で前期比5.4%上昇した。前年同期比では4.1%上昇だった。

 同省ウェブサイトによると、賃金の指標である単位労働コストは前期比1.7%上昇。前年同期比では4.1%上昇した。

 労働生産性の内訳は、前期比で生産高が8.6%、労働時間は3.0%それぞれ増えた。前年同期比では生産が1.1%増、労働時間は2.9%減だった。

 時間当たりの労働報酬は名目ベースで前期比7.2%増加。前年同期比は8.3%増えた。物価動向を考慮した実質ベースでは前期比3.3%増。前年同期比は6.3%増だった。

 製造業の生産性は前期比1.7%低下。生産高が1.4%増加、労働時間は3.1%増だった。前年同期比の生産性は1.8%上昇。生産高が0.9%減、労働時間は2.6%減だった。

 20年10〜12月期の非農業部門の労働生産性は、前期比3.8%低下のまま改定なし。