Friday, October 01, 2021 10:19 AM

欧2社とホンダ、ヤマハ、小型EVの電池交換システム普及で連携

 イタリアのスクーターメーカー、ピアッジオとホンダ、KTM(オーストリア)、ヤマハはこのほど、電動二輪車と小型電気自動車(EV)の普及を目的に、バッテリー交換システムを促進するためのコンソーシアム(企業連合)を立ち上げた。

 ロイター通信によると、4社が設立したのは「交換式バッテリー・モーターサイクル・コンソーシアム(SBMC)」。スクーター、モぺッド、二輪車、四輪車を含む小型EVの普及と、小型EV用電池の持続可能な管理を支援することが目的。電池の寿命、充電時間、インフラやコストを重視しながら事業を進めるほか、交換式電池の国際基準策定にも取り組む。

 コンソーシアムの創設メンバーとなった各社は、できるだけ多くの企業の参加を受け入れることで国際基準を広く適用させたいと考えている。ピアッジオの戦略および製品担当責任者、ミケーレ・コラニーニョ氏は「都市部のモビリティーは電化へと移行する時期を迎えている。われわれのコンソーシアムの力によって、オートバイは移行における主要な役割を維持することができる」と述べた。