Tuesday, October 05, 2021 10:58 AM

ベライゾン・ビジネスとケアAR、戦略提携に合意

 ベライゾン・ビジネス(Verizon Business)とケアAR(CareAR)は10月4日、ケアARが提供するサービスと顧客体験を進化させるために戦略提携に合意した。

 ベライゾン・ビジネスは、通信サービス大手ベライゾンの法人向け事業部門で、ケアRは、ゼロックス(Xerox)傘下の法人向け拡張現実(AR)技術ソリューション提供会社。

 ベライゾンのプレス・リリースによると、両社は、ベライゾンの4Gおよび5G無線通信網、そしてほぼリアルタイムでの電算技術をケアARのARおよび人工知能基盤プラットフォームと統合することで、顧客が直面する諸問題を技術者らがより速くかつ安全、そしてスマートに解決できるようにする。それによって、顧客体験の質と顧客満足度の向上を図れるようにする。

 「ケアRは、オンデマンドの視覚アクセスを利用側の指定する機器や端末経由で専門家たちや指導コンテントにもたらすことで、サービスの質を大幅に高めるソリューションに強みを持つ」とケアARのサム・ワイクバーグ社長は話した。

 ベライゾンとの提携によって、AR基盤の映像コンテントの無線転送遅延をなくし、ベライゾンの末端電算によってその処理を高速化する、と両社は説明している。

 ケアARには、SXMというプラットフォームがある。SXMは、各種の法人向けARソリューション群を顧客会社らに提供するプラットフォームだ。顧客会社の多くは、それぞれの現場に出向いてさまざまのサービスや技術支援を顧客に提供する。現場の担当者と事業所にいる専門家らをSXMで結び、専門家が現場担当者に、より的確な指示をAR技術によって出せるようにすると同時に、問題解決にかかる時間を短縮することで、顧客満足度の向上も図れるようにする。

https://www.verizon.com/about/news/verizon-business-carear-transform-service-delivery-and-cx