Tuesday, January 04, 2022 2:19 AM
産業現場の室内空気質を清浄化かつ追跡、報告
産業用自動化技術の世界的大手ロックウェル・オートメーション(Rockwell Automation)は、業務用空気清浄機を製造および販売するピュア・カンパニー(The Pyure Company)と5年間の戦略提携によって、産業向けのウイルス対策強化ソリューションを展開している。
オートメーション・ドット・コムによると、両社は提携のもと、産業現場における室内空気質を改善し新型コロナウイルス感染症を防止する効果のあるソリューションを提供している。
ピュアは、紫外線を利用する空気清浄機を開発している。新型コロナウイルスをはじめ、室内で検出されるほとんどの病原体の99%以上を無毒化できる、と同社は説明している。
ピュアは、ロックウェルの自動化ソフトウェア集合体「ファクトリートーク・イノヴェーションスイート(FactoryTalk InnovationSuite)」のモノのインターネット(Internet of Things=IoT)技術と情報記録技術を空気清浄機に統合して、産業現場の空気質データを収集および集積する製品を開発した。それによって、ピュアの製品が産業現場の空気環境をどのように保護しているかをリアルタイムで監視できるようにした。
同技術の導入会社らは、屋内と屋外の空気質を比較して建物内の換気戦略を決めるといった対策実行を最適化できる。同システムではまた、1ヵ所からピュアのシステムを管理し、独自の装置を共通のゲートウェイやダッシュボード、モバイル・アプリケーションに統合して、問題解決を遠隔操作によって実行できる。
両社の提携関係によって実現する最適化データは、最終的には、報告を目的とする空気質データ記録を業務上の規則にする事業環境で使われるようになる、とピュアは考えている。
https://www.automation.com/en-us/articles/october-2021/rockwell-automation-pyure-company-cleaner-air