Friday, February 25, 2022 6:15 AM

ベースマーク、BMW車へのAR実装を支援

 自動車業界向けに開発ツールを提供するフィンランドの新興ソフトウェア会社ベースマーク(Basemark)は、BMWグループの革新的な拡張現実(AR)機能の開発を支援した。

 同社のプレスリリースによると、最初の実用例は車両センサーデータとコンピュータービジョン機能を活用するARオーバービデオで、BMWの最新の電動SUV「iX」に搭載されている。この機能によって、ナビゲーションの作動時はARで補強された情報を車の中央情報ディスプレイに表示できる。

 ARはナビゲーションによる走行をより簡単にし、安全性を向上させる。これを使うとドライバー向けに今後の操作と推奨される車線がディスプレイに表示される。

 前方カメラが自動的にタッチスクリーンにライブ映像を送信し、タッチスクリーンには状況に応じて矢印が映像に重ねて表示され、ドライバーが進むべき方向が正確に示される。分割画面機能によって地図も表示される。AR機能は、人口密集地域における駐車を助ける役目もある。

 ベースマークを創設したテロ・サーキネンCEOは「BMWグループのARの応用は、ドライバーの体験、快適性、安全性の新しい基準を打ち立てている。当社の主要な車載ソフトウェア関連ノウハウが、BMWグループのコンセプトを満たし、優れた技術的実現可能性と高性能を備えた資産要件を満たすARの実装につながったことを喜んでいる」と話している。

https://www.basemark.com/news/basemark-helps-to-deliver-augmented-reality-experience-for-one-of-the-worlds-leading-premium-car-brands/